九州北部豪雨

 被災された方々へ心よりお見舞い申し上げます。

今月初旬、激しく降り続いた雨。今回の九州北部地方に多くの爪跡を残しました。大雨による犠牲者も発生し、久留米地区においても家屋の浸水や流失など、この地域で類を見ない甚大な被害があり、復旧が急がれています。

 当日、午前中の転院移送がありましたが、大雨洪水による避難指示が発表されている中、で安全な移送が出来るのかかなり厳しい状況でした。先方の担当ソーシャルワーカーさんに連絡、搬送先までのルートは冠水はまだ免れているとの情報をいただきました。豪雨のなか、猶予を持って出発しましたが、久留米市中心部に近づくにつれ、前が見通せないほどの雨と冠水場所のあまりの多さに身の危険を感じるほどでした。

お客様をお乗せするのに車両を水没させてしまっては本末転倒。冠水地点をなるべく避けるため迂回を繰り返し、やっとの思いで出発地点の病院に到着しました。

 お客様に乗車していただき、出発する頃には降雨もややおさまり、途中、筑後川の茶色に濁った濁流に圧倒されながら目的地へと向かいました。

冠水エリアを避けてきた車が交通可能な道路に一極集中しているため、渋滞も発生。     たまたまルートに冠水している場所が無かったため無事お客様を目的地の病院までお連れすることができ、ホッとしました。

今回は避難指示が出ている状況下であり、目的地までの安全な移動とはかけ離れた案件でした。専用車両の中は病院とは違い限られた人物と物しかありません。災害リスクが高まっている状況で移送中、交通面でもしものことがあったら…。一番被害を被るのはお客様です。

この場合、責任の所在が不確定でもあるため、災害発生のリスクが高まっている状況で移動が可能であるかの判断は病院施設で厳しくしていただきたいのが本音です。

今後、様々な災害に遭遇すると想定される中、安全な移送が可能かの線引きは今後も大きな課題となってくると考えます。