5月に入り、初夏を思わせる気候になりましたね。まだまだ寒暖差が激しい日が続いておりますので、皆さま体調管理にはご用心下さい。
先日、施設入居中のお祖母様をお孫さまのご結婚に出席させたいとのご要望があり、虹いろにて対応させていただきました。
ご依頼主様より許可をとり、お祖母様が入居されている施設に事前訪問し、担当者の方からご本人さまの状態をお聞きしました。担当者様にはお忙しい中、対応していただき有難うございました。
ご高齢でもあり、通常の長時間の車椅子乗車に疲労感が有られるとの事でリクライニング車椅子の使用を検討。ご本人さま、ご家族さまのご要望に沿った式場への送迎のタイミング、お食事の対応や排泄面、お式参加中の介入度等についてアセスメントし、当日の流れについてご家族さまへ最終確認の打ち合わせためお電話にて確認をさせていただきました。
結婚式当日、ご本人さまと遠方から来られたご親族も同乗され高速道路を使用し片道約50分をかけ現地へ…。虹いろスタッフもフォーマルの装いでご同行致しました。
コロナの影響で披露宴を先延ばしにされていたとの事。ご本人さまも久しぶりに顔を合わせることが出来たお孫さんの晴れ姿に目を細めていらっしゃいました。
会場内にて、お食事は誤嚥等の恐れがあるとの事で看護師スタッフが見守りと介助のため同席しますが、それ以外のお時間はご家族水入らずで過ごしていただくためご本人さまの様子がわかる場所にて待機。ご移動全般、トイレ介助等、付き添いスタッフも女性という事もあり、スムーズに受け入れていただけた様子でした。
長時間の車での移動や会場内で過ごされる中、ご本人さまの疲労感が心配されましたが、「嬉しさが勝ってきつくないよ」と披露宴の最後までしっかりとお二人の門出を見守っておられました。
帰りの車の中、ご本人さまは安心された様子でリクライニング車椅子上で眠りながら施設に到着。
「今日はありがとうございました。孫の晴れ姿を見れて幸せでした」とご本人さまよりお言葉をいただきました。
コロナウィルス感染症に纏わる警戒が解かれていない中、感染対策と共に面会や外出などにおいて可能な限り入居者さまやそのご家族の意向を大切に運営されている施設や病院も一定数有ります。
冠婚葬祭の貴重なひとときだけでも柔軟な対応をしていただけることは有難いですね。
気兼ねなく人と人が会える、集まることができる世の中に早くなって欲しいですね…。