11月上旬、ある訪問看護ステーション様より紹介いただき、病院受診のためご自宅から車椅子移動が必要なお客様の対応をさせていただきました。
ご本人は100歳をかるく超えられているという情報でしたが、ご自宅を訪問すると自宅で介護されている娘さんに囲まれ、「今日は宜しくお願いします。お世話かけます。」とにこやかにしっかりと挨拶されました。
足の怪我で歩行が最近になって難しくなったとの事で、室内においては最近まで歩行されてあったと聞いて驚きです。玄関に準備した車椅子まで娘さんと当スタッフの介助を受けながらではありますが、ご自分で歩いて乗車されました。乗車中も外の景色を眺めながら”ここはどの辺り?″“おじいさんが居るね“など娘さんとしっかり会話されている姿に感心しました。
病院到着後は娘さんと受診され、お迎えの際も「またお世話になります。」とスタッフを気遣う言葉をかけていただきました。疲れた様子は特に見せられずご自宅へ到着。ご自宅内までスタッフも移動のお手伝いをしますがいつも介護されている娘さんの手際には敵わず…。あまりお役に立てず申し訳ないほどでした。
娘さんから大事にされているご本人さま、幸せに歳を重ねられている印象をうけました。しかしながら、100年もの間、実際は世の中の大変な時期を過ごされてきたのだと思います。歳をとる事で生じるマイナスの面を感じさせないご本人さまの笑顔が印象的で、気丈に自宅介護をされているご家族さまにもまた元気を分けていただいた1日でした。