9月半ばとなりましたが、まだまだ残暑が厳しい日が続いています。皆さまいかがお過ごしでしょうか…?
昨年3月に自身が防災士となり先週、居住区域の図上訓練に参加しました。
災害は地震、津波、水害、土砂災害など様々なものがありますが、久留米市は昭和28年の死者行方不明者286名を出した筑後川水害をはじめ、近年の降水量の増加で、より短いスパンで被害を受けている地域でもあります。今年も記録的な豪雨により、久留米地区はいたるところで道路の冠水、家屋の浸水や土砂災害など甚大な被害が発生し、今現在も懸命な復興作業が進められています。
大雨に関しては唯一、予測と対策が出来る災害であり、危険が予測される地域は避難体制を整えることで事前に身の安全を確保することが出来ます。
今回の訓練は、自分の居住区域にどれだけの避難行動要支援者が存在しているかの把握が目的の1つでした。避難行動要支援者とは在宅生活を送ってある方で災害時に自力での避難またはご家族の協力があっても避難が困難、避難するためには近所の方の支援が必要な方を指します。
久留米市では避難行動要支援者名簿を作成しており、名簿を校区コミュニティ組織、自治会、民生委員、消防団、社会福祉協議会、広域消防本部、警察署で共有することにより、日頃の声かけ、避難情報の伝達、安否確認等の支援に役立てているとのことでした。
私たちもご自宅で療養される要支援者の方のご移動のお手伝いをしておりますが、もしもの時の避難をどうするか…考えさせられる機会が度々あります。
対策としては要支援者本人、家族の自助努力が必要となってくるため、避難場所と移動手段の確認と先ずは避難行動要支援者名簿の登録制度をお勧めします。
登録書類は地域福祉課や各校区コミュニティセンター等に準備してあり、書類の個別郵送を希望される場合は、地域福祉課へ連絡する事で対応されているそうです。
災害時には支援者も被災者となります。今出来る備えを今一度見直して、それぞれ自助力を強化しましょう…!