ご自宅からの受診お付き添い

ご自宅で訪問介護・看護を受けながら一人暮らしをされている方の受診付き添い看護にご同行しました。

ご本人さまは、ほぼ寝たきりの状態であるため、長時間の病院内の移動の負担を考慮し、ストレッチャーでのご移動、また喀痰吸引が適宜必要とのことで受診先で吸引が出来るようポータブル吸引器を携帯しての受診となりました。

 受診に同行される担当ヘルパーさんにもお手伝いしていただき、ご本人さまをご自宅のベッドからストレッチャーに移動し車両内へ。

受診先の病院に到着し、受付後、各検査部門へ移動…。

特に大きな病院の場合となると身障者駐車スペースが確保しづらかったり、各病院により受診の手順や流れも違い、さらに受付の自動化が進み流れが複雑、病院の構造に慣れていないと検査の場所に行くのに戸惑うこともしばしば…といったことはないでしょうか…?ましてや車椅子での移動や酸素吸入をしながらの受診はさらに難しく不安も大きなものとなってきます。

受診同行サービスが生まれたのは、自身が看護師として病院勤務してきた経験のなかで、受診される患者さんはこんな事に困ったり、戸惑う事が多いのではないだろうか、病院内で困ったことが起こっても意外とスタッフの手を借りにくい現状があることを踏まえ、個人のニーズに合わせた介助や看護のサポートの役目を担うサービスがあればと考えた事がきっかけでした。

今回のお客様は、ストレッチャーで酸素吸入と適宜吸引を実施しながらの受診でしたが、画像診断や血液検査など病院内を数回にわたり往復し、ご本人さまをはじめ、同行されたヘルパーさんも大変お疲れになった事と思います。

診察、会計も終わり無事、専用車両でご自宅までお連れすることが出来ました。最後におかげさまで安心してスムーズに受診を終えられましたとのお言葉をいただき、少しでもお役に立てた事に大変嬉しく思いました。

今回のご依頼は昨今の訪問介護、看護事業や障がい者サポート事業の体制や連携のあり方を自身も勉強させていただいた事例でした。