先日の16時頃、ある病院の退院調整の担当者さまより急遽ご自宅へ退院したいと希望されている患者さまの対応を依頼したいとの連絡を受けました。
入院前はご自宅で在宅酸素をしながら療養をされていたとのこと。ご本人さまの退院に対する強い希望があり、ご家族も同意のもと、退院の運びになったそうです。
病院へ17時のお迎えの依頼があり現場に向かいます。急に退院が決まったためご家族は自宅のベッド等の準備のため病院には不在。ドライバー兼看護師と看護師の2名で対応させて頂きました。酸素を3リットル吸入されており、ストレッチャー用の酸素ボンベに切り替えます。申し送りを受け入院の道具や退院時処方薬、書類諸々を受け取り、担当の看護師さんの見送りのなか、ご自宅へ出発。
冬場のこの時間帯となると、辺りは既に暗く車両内からは外の景色はほとんど見ることは出来ませんが、ご自宅へ帰れる安心感や嬉しさからか鼻歌を唄っておられました。体調の変動なく無事ご自宅へ到着。
ご自宅は平家の一軒家で、お部屋までの段差は外玄関の階段5段、内玄関の大きな段差2段…。
車両を自宅近くまで移動させ、ご本人さまを乗せたストレッチャーを玄関入り口に設置。予め特殊担架に乗っていただいていますので、スタッフ1名が本人さまを抱え上げ、もう1名のスタッフが酸素ボンベやその他サポートを行います。ご家族にも襖の調整などを協力してもらい、無事、ベッドまでお連れする事が出来ました。在宅酸素療法のための酸素濃縮器へボンベより切り替えます。
病院よりお預かりした書類やお薬をご家族にお渡しし、病院スタッフさんからのお話や車両内でのご様子をご報告し、搬送完了となりました。
原則としてご予約での依頼を受け付けておりますが、度々当日や午後から夕方の搬送依頼を受けることもありその都度対応させていただいております。
急な退院や転院はご家族さまやご本人さまにとって嬉しい反面、不安も強いかと思われます。
民間救急 虹いろは現場で経験を積んだ看護師で運営しております。搬送だけでなく自宅療養におけるアドバイス等の無料サービスを行なっております。
現在、受けることの出来ている介護保険サービスや訪問看護サービス等で行き届かない部分がどうしてもあると思います。こんなサービスあったらいいな、こんな要望聞いてもらえるかな…?などありましたらお気軽にご相談ください。柔軟に対応させていただきます。